顕在意識と潜在意識

 ヒプノセラピーについてご説明する前に、顕在意識(けんざいいしき)=意識と潜在意識(せんざいいしき)=無意識についてのお話をしましょう。
 まず顕在意識と潜在意識はよく「海に浮かんだ氷山」にたとえられます。
 水面から突き出している部分が顕在意識、水面下に隠れている部分が潜在意識です。よく氷山の一角という言い方をしますが、その見えている一角が顕在意識になります。
 そう考えると、顕在意識というものがすごく小さいことがわかりますね。だいたい意識全体の5%〜10%くらいと言われています。
 この顕在意識で、私たちは日々生活の中の判断、選択、決定をしながら生きているのです。この文章を読んでいるあなたは今、顕在意識で読んでいるのです。
 では、残りの90%〜95%の潜在意識は、どんな状態で、私たちにどんな作用を及ぼすのでしょうか?
 例えば、『手をあげて』と言われた時、何も考えず右手(または左手)を上げる。『深呼吸して』と言われたら、まず吸って、吐くでしょう?これは意識してそうしていますか?おそらく、習慣的に体が覚えていて、何も考えずに動作しているのではないでしょうか?これが潜在意識による作用です。

 さらに先ほど、日々の判断や選択は顕在意識で行っていると書きました。これは自分の意思(顕在意識)で決定していると思われるでしょう。
 しかし多くの場合、潜在意識からの影響を受けています。

 というのも潜在意識には、もうとっくに忘れてしまっている記憶、感情などが残されているからです。
 精神分析の創始者フロイト博士は、日々の生活の中で入ってくる情報や、記憶などで必要ないものはすべてゴミ箱のようにここへ捨てられるのだと言っています。
 そして、例えば生きていく上で耐えられないような記憶や、思い出したくないようなもの、感情もここへ閉じ込められるのです。 潜在意識へ捨てられたものは、通常、顕在意識にあがってくることはありません。
 しかし、先ほど何も考えずに手を上げたり、深呼吸をしたように、知らず知らずのうちに私たちの行動に、この捨てられたはずの記憶が影響を及ぼしています。
 こうしたほうがいいとわかっているのに、どうしてもできない。理由がわからないけどなぜだか恐ろしい。そんな経験あなたにもありませんか?
 これは、潜在意識の中にあなたをそうしてしまう原因が隠れているのです。
 潜在意識と顕在意識。実は、この二つの意識の間には壁があると言われています。だから、普段の生活の中では潜在意識の中に隠れているあなたの悩みの原因をみつけることができないのです。
 しかし、私たちは一日のうちで何度か、まるでその二つの意識の間の壁に穴が開くように、潜在意識の中が見えるときがあります。
それは、眠りに入る直前や起きる直前のようなリラックスした状態のときです。
 それでは、この状態を人工的に作り出し、潜在意識の中を見ることができたら…

ヒプノセラピー

 ヒプノセラピー(催眠療法)とは心理療法の技法のひとつで、潜在意識の心の深いレベルに入り、カウンセリングを行っていく心理療法です。
 1955年には英国医師会(British Medical Association)、1958年には、米国医師会(American Medical Association)、その他米国心理学会(American Psychological Assciation)も催眠を有効な方法として認めています。
 ヒプノセラピーでは先ほど書いた潜在意識が現れる状態、リラックスした脳の状態を作り出し、そこに閉じ込められていた情報を取りだすことができます。
 このリラックスした状態を催眠状態といいます。
 催眠というと、自分をコントロールできなくなって、かけた人の思うままに操られるようなイメージがあるかもしれませんが、決して、自分をコントロールできなくなることもありませんし、操られることもありません。
 落ち着いた場所で、静かな音楽とセラピストの言葉を聞きながら、深いリラックスの状態になっていく。
 セラピストはこの間、あなたのイメージが明確になるように、いろいろな質問をしていきます。
 自然とイメージできるもの、それがあなたの潜在意識の中に閉じ込められていたものなのです。
 あなたには意識もありますから、潜在意識のなかにあったものを知ることができます。

 それは過去のつらい記憶かもしれません。
 その体験をした当時は、そのことを忘れようとしたり、心を殺してしまわなければ耐えられなかったことなのかもしれません。
 でも、今ならそれを思い出して、ちゃんと向き合うことができます。
 そうすることで、過去の心の傷が癒され、今の自分をまっすぐに見つめることができ、新しい一歩を踏み出せるようになるのです。
 もしあなたが、いまヒプノセラピーに出会ったのなら、それは過去の傷に向き合うその時なのではないでしょうか?

■ 年齢退行療法(インナーチャイルド)
 今、どうしても思うように生きられない、自分のことが好きになれない、そんな方は、幼いころに体験したつらい記憶、忘れてしまった出来事の中にその原因があるのかもしれません。人は幼少期に消化できなかった思いを、大人になっても無意識の中にずっと抱えて生きていることが多いのです。それを意識し、許すことで解放することができます。

■ 前世療法
 アメリカの精神科医ブライアン・L・ワイス博士が退行催眠を行っている時に偶然辿り着いた潜在意識の奥深くに隠れる前世意識。 一般的に、前世とはスピリチュアルな世界の話とされています。
 確かに、前世が本当にあるかどうかは分かりません。しかし、前世療法でたどり着く前世は自らが体験する世界。自分の体験に嘘はありません。自らのイメージを広げていくことで、今世なぜ生きているのか?そんな前世からのメッセージを受け取ることができます。

ブライアン・ワイス博士と

 2011年8月 世界的ベストセラー『前世療法』の著者、ブライアン・ワイス博士のセミナーに参加してきました。
 ニューヨーク州の郊外にある自然にあふれた施設で、身も心も洗われ、開放される思いになりました。
 短い間でしたが、一生忘れられない体験です。
 ここで撮影した写真を当ホームページのデザインに散りばめて作りました。
 この清涼な空気を感じていただけるとうれしいです。

 セミナー会場となったオメガのHP
 http://www.eomega.org/



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